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レジェンド・シェイパーMark Richardsが皮膚がん手術を公表 日焼け対策と定期的な検査の重要性を訴える

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Mark Richards Surfboards

https://markrichardssurfboards.com/

70年代から80年代にかけて4年連続でワールドタイトルを獲得した輝かしい経歴をもつオーストラリア出身のレジェンドサーファーであり、当時自らがシェイプ、愛用していた画期的なツインフィンのサーフボードが今尚、世界中に多大な影響を与え続けている『MR』ことMark Richards Surfboards(マーク・リチャーズ・サーフボード)のファウンダー兼シェイパーのMark Richards(マーク・リチャーズ)

今月6日、左手にギプスをつけた痛々しい姿を自身のInstagramにポストしました。一見、骨折などの大怪我を負ったのかと思える画像ですが、その内容をみると左手中指に出来た1cmに満たないほど(投稿された画像を見た限り)の腫瘍が原因で、植皮を必要とした除去手術のため(手・指の固定)の包帯であることがわかります。

そして、そのポストには「長年サーフィンをしている間、手の上に日焼け止めを塗ることはなかったが、それは大きな間違いだった。
太陽の下での予防策、そして定期的な肌のチェックが重要だ」
と書かれています。

僕がサーフィンを始めた二十数年前は、むしろ小麦色に焼けた肌が健康的という風潮であったり、日焼けサロンや顔グロブーム(共に機械で紫外線を浴びて日焼けするもの)といった時代だった上、まだ若かったためサーフィンで年中日焼けしていることに対する問題意識というのはなかった時代でした。

同世代にはそのせいで現在シミやシワに悩まされているという方も少なくないと思います(僕がまさにそうなんですが、、、)。

ただ、その時代でもサーフィン雑誌のワールドリポートには、オーストラリアでの紫外線による皮膚がん発症増加による警鐘や紫外線対策などの記事が頻繁に掲載されていたことを思い出します。

当時の僕は「オーストラリアがそれだけ日差しが強い国」であるような解釈をして、対岸の火事のごとく日焼け止めはおろか日焼けオイルすら塗らずに年中無防備に肌を晒し、日焼けをし続けていました。

幸い世の中の日焼けブームもすぐに終りを迎え、顔グロの人も日焼けサロンもすっかり見かけなくなりました。その頃にはサーフィン業界でのサンケアブランドの展開が増えトッププロがPRを行うなどの効果よって一般サーファーの紫外線対策への意識も徐々に高まりはじめたように思います。現在はさらに高機能、高性能、環境配慮など様々な製品が展開され、より進んだ状況だと思います。

それでも、やはり顔への対策しかしていないという方も、特に男性では多いのではないでしょうか?
また、それは単に日焼け対策であって皮膚がんリスクを常に意識して予防をされている方は多くないと思います。もちろんそれでも何もしないよりは遥かにマシです!

どんなことでもそうですが「今まで知らなかった事を知る」「気付かなかった事に気付かされる」そんな当たり前の事によって助けられている事って意外と多いですよね。そういう意味でも今回のレジェンド Mark Richardsによるこのポストの意味と重要性を感じています。知識としては持っていても常に意識してないと忘れるんですね。しかし、こういったシェアのおかげで思い出すことがでします。僕と同じように、今回のメッセージに「はっ」とした方は是非この機に予防策と健康のチェックをしてみてはいかがでしょうか。

追伸として:昨日、術後1週間を迎え重々しいギプス姿から、指への軽い包帯のみとなった経過報告が投稿されています。

順調に回復をされているようでなによりですが、腕部分から指への皮膚移植やその後の検査、それにより同じような腫瘍が見つからないか? といった心身に受ける耐え難いストレスの内容が綴られ、そしてやはり文末には『予防と検査の重要性』が訴えられています。

一日もはやい回復を心より願います。そしてInstagramでのシェアと呼びかけには感謝ですね。