World Surf League (WSL) Men’s CT #10 舞台はポルトガル Peniche(ペニシェ)。代表的ビーチブレイクポイントSupertubosは大会期間中2度のレイデイを挟むかたちとなりましたが、その結果ツアー終盤を飾るにふさわしいCTコンディションの中、見応えのあるパフォーマンスの競演が繰り広げられました。
優勝を決めたのは、前戦でランキング4位につけていたブラジルのItalo Ferreira(イタロ・フェレイラ)。Wemen’sのCaroline Marks(キャロライン・マークス)と共に開幕戦の勝者がこの大会を制する結果となりました。そして男女ともにワールドタイトルは最終戦のハワイへ持ち越しとなっています。
Italo Ferreira of Brazil wins the 2019 MEO Rip Curl Pro Portugal after winning the final at Supertubos.Photo by Damien Poullenot/WSL via Getty Images
レイデイを挟み迎えた最終日は4ftレンジのややクローズアウト気味のセッションで、必然的にエアー合戦という展開に。
そしてファイナルの1本目で豪快且つクリーンなフルローテーションをメイクしたItalo Ferreiraのポイントがいきなりの10.00。そこからは完全にゾーンに突入といった感じでした。結果的には最初の10ポイントがハイエストとなりますが、同様に素晴らしいパフォーマンスを披露し勝ち上がってきた対戦相手のJordy Smith(ジョーディ・スミス)のリズムを崩すのには十分過ぎるド派手なパフォーマンスの連発による完勝でした。
CHECK! では早速、勝者Italo Ferreiraの愛用ギアをチェックしていきます。
🏆 Winner’s Gear: Italo Ferreira‘s gear at MEO Rip Curl Pro Portugal
- 🏆 Winner's Gear: Italo Ferreira's gear at MEO Rip Curl Pro Portugal
- ☑︎ Surfboards:サーフボード
“IF-15”|T.Patterson Surfboards|Shaped by Timmy Patterson - ☑︎ Fins:フィン
“Thermotech” ?|Futures. - ☑︎ Traction Pad:デッキパッド
“Italo Ferreira Pro Model” |Bully’s - ☑︎ Leash:リーシュコード
“Comp Leash” |Creatures of Leisure - ☑︎ Wetsuits&Apparel:ウェットスーツ&アパレル
“Furnace Revolution” |Billabong - ☑︎ Other Sponsors
Red Bull|Ron Jon Surf Shop|Freestyle|Smith
- ☑︎ Surfboards:サーフボード
☑︎ Surfboards:サーフボード
“IF-15”|T.Patterson Surfboards|Shaped by Timmy Patterson
サーフボードは、カリフォルニアのレジェンド・シェイパーTimmy Patterson(ティミー・パターソン)による、Italo Ferreiraのシグネチャーモデル“IF-15”。
バランスのとれたアウトラインのハイ・パフォーマンスボードで、Italo Ferreiraはラウンドテールをメインにコンディションによりラウンド気味のスカッシュを多く使用しています。
ロッカーはミディアム、ボトムには薄いシングルコンケーブが採用され、マニューバー、エアー、回転そして着地に到るまでのスピード・コントロール性能に優れたモデル。
現在T.Patterson Surfboardsの看板としてラインナップされるハイ・パフォーマンスモデルですが、様々なディメンションやボリューム、テール形状のほか、その他のモデルと同様、レールやアウトラインはユーザーに合わせてTimmy Patterson本人による設定が行われ、幅広い層に対応し、愛される人気モデルとなっています。
☑︎ Fins:フィン
“Thermotech” ?|Futures.
フィンはFutures (フューチャーズ)を使用。ただ、Italo Ferreiraが使用しているフィンが、Futuresの『真っ白なフィン』“Thermotech”フィンを使用しているのですが、実際のところそれが“Thermotech”の何モデルであるか、またはアスリートモデルなどの『プロトタイプ』である可能性もあり、正確にはわからない状況です。
☑︎ Traction Pad:デッキパッド
“Italo Ferreira Pro Model” |Bully’s
80年代カリフォルニアで誕生したサーフアクセサリーブランドBully’s Surf(ブリーズ・サーフ)。そのノウハウを元に90年代中頃からブラジル・サンパウロへ本拠地を移し現在はメイド・イン・ブラジルのサーフアクセサリーブランドとしてブラジルをメインに展開がされているようです。
☑︎ Leash:リーシュコード
“Comp Leash” |Creatures of Leisure
リーシュコードは今大会はCreatures of Leisure(クリエイチャーズ・オブ・レジャー)の“Comp Leash”を使用していました。Bully’sでもリーシュの展開はあるようですが、コンディションにより使い分けているようです。
☑︎ Wetsuits&Apparel:ウェットスーツ&アパレル
“Furnace Revolution” |Billabong
ウェットスーツ&ウェアはBilabong(ビラボン)に所属。ウェットスーツは先進技術と最新のマテリアルを用いて「Simple is Best」を追求したTyler Warren(タイラー・ウォーレン)との共同開発モデル “Furnace Revolution”チェストジップを着用。
☑︎ Other Sponsors
Red Bull|Ron Jon Surf Shop|Freestyle|Smith
そのほか、アイウェアブランドOakley(オークリー )や、WSLのイベントも主催する地元ブラジルの大手通信会社Oi(オイ)、アメリカの自動車メーカーFord(フォード)などのスポンサー契約があります。