World Surf League (WSL) Men’s QS 第42戦。
ヨーロッパ リージョンのQS10,000 スペイン北西部のガリシア州 バルドビーニョで開催された『ABANCA Galicia Classic Surf Pro[アバンカ・ガリシア・クラシック・サーフ・プロ]』。
ヨーロッパリージョン最大級の10,000ポイントがかかったビッグイベントを制したのはブラジルの元CT選手 Miguel Pupo[ミゲル・プポ](28)。
Emotional win for Pupo, Trophy Ceremony ABANCA Galicia Classic Surf Pro Post Show
©︎WSL YouYube Channel
CHECK!それでは、早速チャンピオンMiguel Pupoの『ABANCA Galicia Classic Surf Pro』での使用ボード、愛用ギアをチェックしていきます。
🏆Winner’s Gear: Miguel Pupo’s gear at ABANCA Galicia Classic Surf Pro
Surfboards:
“#77”
Sharp Eye Surfboards[シャープアイサーフボード]
Shaped by Marcio Zouvi[マルシオ・ゾウビ]
使用ボードはFilipe Toledo[フェリペ・トレド]、Kanoa Igarashi[五十嵐 カノア]らがライダーを務めることで知られるSharp Eye。シェイパー兼ファウンダーのMarcio Zouviはブラジル出身、80年代にサンディエゴに移りシェイパーとしてのキャリアをスタート、すぐさまその名が世界中で知られるまでに成長すると、’92年、正式にSharp Eye Surfboardsを創業。
このハイパフォーマンスモデル“#77”は、その名(ナンバー)の通り、Filipe Toledoのシグネチャーとして開発されたコンペティター向けのモデル。ノーズ(Entry)、テール(Exit)共に強めのロッカーが設計され、ハイスピードでのボードコントロールにも優れている。ボトムは全体的に弱めのシングルコンケーブで、中央付近からサイドフィンまでややエッジが効かせてある。パーフェクトウェイブからパンチのある小波ビーチブレイクまでに対応し、Filipe Toledoは今まで乗ったボードの中で最速だとコメントしています。
“Thermotech”
Futures.[フューチャーズ]
フィンはFutures.の“Thermotech”シリーズを装着しています。いわゆるコンポジットフィンにあたるモデルです。Miguel PupoはFutures.と正式契約しサポートを受けていますが、多くのボードでこの“Thermotech”を装着していますので、かなり相性が良いようです。
“Heitor Pereira ES”
Rubber Sticky[ラバー・スティッキー]デッキパッド、リーシュ等のサーフアクセサリーはRubber Stickyというブラジル発信のサーフアクセサリーブランドを装着。使用するリーシュコードのモデルが不明なのですが、リーシュコードも展開されているので、おそらくRubber Stickyだと思います。また合わせて調べてみましたが、日本(というかブラジル以外)での展開はされて無いようで、公式サイトも工事中なので現状日本では入手は困難ですね。
因みに、このブランドは、Caio Ibelli[カイオ・イベリ]、Alessa Quizon[アレッサ・クイゾン]が二人揃ってサポートを受けているブランドです。
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Nosso lar Construtora[ノッソ・ラル・コンストラトーレ]
今季際立ったブラジル勢の活躍ですでにお馴染みとなった、ブラジルの大手大手住宅建築企業Nosso lar Construtoraが、ウェットスーツを含むアパレル、サーフウェアなどのサポートを行なっています。
Other Sponsors:
そのほか、
Hot Buttered[ホット・バタード]が展開するアイウェアをメインに扱うHot Buttered Brazil。
マルチカメラによる24HのウェイブLIVEキャストや風・うねりの予測を行うSurfView[サーフビュー]。がスポンサードを行なっています。
まだシーズン中盤ではあるものの、QS10,000を勝利した事で、来季のCT復帰はかなり濃厚だと思います。
ひつこいようですが、世界を転戦するブラジル勢の活躍が凄いです。スピード、パワー、そしてエアーなど3Dトリックを全て備えた、見応えのある、かなりハイレベルのツアーになりそうです。