World Surf League (WSL) Qualifying Series (QS) アジア・リージョンQS6,000。
日本国内開催の最高グレードとなるQS6,000 GOTCHA[ガッチャ]の主催による『Ichinomiya Chiba Open[一宮・千葉 オープン]』が今年も九十九里浜有数のサーフポイントで、2020年東京オリンピックのサーフィン競技会場でもある『志田下P(一宮町 釣ヶ崎海岸)』で開催。
2020シーズンへ向けクオリファイを目指す各国若手の台頭はもちろん、リクオリファイングをかけたビッグネームも続々と来日。大型GWに合わせた開催とあって多くの観衆が駆けつけ大会を盛り上げました。
スケジュールの都合で残念ながら会場へは行けませんでしたが、開催前から来日した海外選手達のSNSでのポストを見ては興奮してました。
メインイベントとなるMen’s QS 6,000を制したのは、ポルトガルのQS 3,000『Caparica Surf Fest Pro』から出場2大会連続での優勝を果たしたカリフォルニアの元CT選手 Nat Young[ナット・ヤング](27)。
2019 Ichinomiya Chiba Open winner Nat Young (USA).©︎WSL / KAWANA
ファイナルでは友人でもあり同じくアメリカ出身のEvan Geiselman[エヴァン・ガイゼルマン]との接戦を制しての優勝。昨年優勝のRyan Callinan[ライアン・カリナン]が見事CTリクオリファイを果たしていることから、Nat YoungもこのQS連続優勝で2016シーズン以来となるCT返り咲きへの弾みをつけます。
CHECK! それでは、Nat Youngの“一宮・千葉 オープン”での使用ボード、愛用ギアをチェックしていきます。
🏆Winner’s Gear: Nat Young’s gear at Ichinomiya Chiba Open
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Surfboards:
“Fred Rubble”
Channel Islands Surfboards[チャネルアイランズサーフボード]
Shaped by Britt Merrick[ブリット・メリック]、Al Merrick[アル・メリック]
CIのハイパフォーマンスボードの名作“The Proton”。それを愛用していた当時CIの若手ライダーとして注目されたConner Coffin[コナー・コフィン]が少しボリュームのある小波(腰〜オーバーヘッド)用ボードとして開発したのが、この“Fred Rubble”。
“The Proton”を開発したDane Reynolds[デイン・レイノルズ]の小波用ミニボード“Dumpster Dive”との中間的モデルとされています。
エントリーロッカーを抑え、幅とボリュームを持たせながらもレールを使ったパワフルなライディングを可能にするアウトラインが特徴です。
CIは“The Proton”(2009)、“Dumpster Dive”(2010)に続いて“Fred Rubble”で2011年度のSIMAボード・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。
“FCS II AM Performance Core”
FCS[エフシーエス]
使用するフィンは、Al Merrick[アル・メリック]による世界的ベストセラー・テンプレート“AM”のFCS PC(Performance Core)、レイクしたサイドフィンはホローなコンディションでも有効なスピードとドライブ性能を発揮し、小さめに設定されたセンターフィンがクイックなターンをフォローします。
“Nat Young Signature 3-piece”
Creatures of Leisure[クリエイチャーズ・オブ・レジャー]
サーフアクセサリーはCreatures of Leisureと契約。トラクションパッドはNat Youngシグネチャーモデルのホワイトを装着。現在も通常販売されていますが、こちらは最新’19モデルではなく’18年モデルとなります。リーシュは同じくCreatures of LeisureのCOMPモデル。
Hurley[ハーレー]