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ショートボードのフィン選びに迷ったらコレ! WSL 2019年最多勝スラスター・フィン

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いよいよ開催目前となった2020東京オリンピック。

新競技のひとつとして注目される『サーフィン』は、世界で3500万人以上の人に愛され、ホスト国日本のサーファーは200万人以上といわれています。

そこには、サーフィンの起源でもあり初心者からベテランまで年代や性別問わず人気のあるロングボードをはじめ、近年人気が再燃しているレトロ・モダン系のツインフィッシュ・ミッドレングスなど楽しみ方は様々ありますが、今回は最も愛用者が多くオリンピックの種目としても採用されるボード、年々進化するトリックやクリエイティブなライディングが醍醐味の『ショートボード』のフィン選びについてです。どうぞ最後までお付き合いください。

ボードのタイプにかかわらず「フィン選び」は、長くやればやるほどボードの特性や波質との相性などの違いが分かることから、サーフィンをする上での重要な面白みのひとつでもあり、逆に悩ましい点でもありますね。「お気に入りの一点勝負」という方や「色々揃えてその日のフィン選びから楽しみたい」という方、中には「フィンはデザインで決める」といった方など、様々いると思います。もちろんどれも間違いではありませんが、この記事では

  • ショートボーダーが持っておきたい!
  • 最初のフィン選びに迷ったらまずはコレ!
  • 休日サーファーからトッププロまで愛用者世界一⁉︎

という、おすすめのトライ(スラスター)フィンを紹介します。

 Al Merrick(アル・メリック )デザイン・フィン

ズバリ結論から入りますが、そのフィンとは、80年代のコンテスト・シーンをリードしたTom Curren(トム・カレン)をはじめ、11xワールドチャンプ Kelly Slater(ケリー・スレーター)や、共にASP黄金期を支えたRob Machado(ロブ・マチャド)、Lisa Anderson(リサ・アンダーソン)といったレジェンド、そして現在もWSL選手、フリーサーファーと多くのトップサーファーが信頼・愛用するAl Merrick Surfboards / Channel Islands Surfboards(チャンネル・アイランド・サーフボード)の創設者であり、マスター・シェイパーの Al Merrick(アル・メリック )デザインによるフィンです。

Al Merrickがデザイン・シェイプするサーフボードは、現代のショートボードの基として様々なシェイパー、サーファーに大きな影響を与えていますが、そのドライブ性・コントロール性に大きな役割をはたすフィンについても同様です。世界のトップサーファーをライダーとして抱え、常に最新で高いレベルのフィードバックを受け開発されたフィンデザインはショートボーダーなら持っておいて間違いないものといえます。

 
 
 
 
 
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昨年50周年を迎えたChannel Islands Surfboards 写真中央がAl Merrick、右がAlの息子で現在のマスターシェイパーBritt Merrick(ブリット・メリック)、左はその息子Isaiah Merrick(イザヤ・メリック)

殆どのブランドが採用するAl Merrick フィン・テンプレート

Al Merrickデザインのフィンテンプレートの特徴は、ワイドに設計されたベース(ボードとの接地面)によりドライブ性、加速性を高め、ティップ(先端)を細くすることで波のトップセクションでの切り返しやクイックなターン・コントロール性能を両立。サイドフィンのレイク(削られた傾き・反り)はそのスピードとドライブを最大限に発揮するラインが設計され、更に小さめにデザインされたセンターフィンはターン性能とリリースを向上させます。殆どのパフォーマンス系ショートボードにマッチし、ビーチブレイクからリーフブレイクまでオールラウンドに対応した非常にバランスの良いフィンです。

取り外しが出来なかった『オンフィン』の時代から、今では波質や目的に合わせてフィンを交換ができるようになりました。その為CIのボード以外でも気軽にAL Merrickデザインの『AM』モデルのフィンを装着できるようにり、フィンを取り扱う代表的ブランドのFCS(エフシーエス)やFutures.(フューチャーズ)でも『AM』モデルは毎シーズンリリースされるベストセラー・モデルです。

その中で代表的なフィンを紹介します。

FCS II AL MERRICK shaper fin

FCSライダーの多くが愛用するのはベストセラーのPerformance Core(PC)モデル。そして最新のマテリアルAir Coreテクノロジーにより剛性と軽量化が向上したモデルがリリース(写真)
SMALL:55kg-70kg
MEDIUM:65kg-80kg
LARGE:75kg-90kg


Futures. AM Rake Template

Futures.ではダントツで使用率が高いのがHoneycomb(写真奥:Jordy Smith)と、硬さと軽量化を高め、よりサイズのあるパワフルな波に対応するTechflex (手前:Connor Oleary)
AM1:65kg~85kg(Midium)
AM2:80kg〜(Large)
AM3:48kg〜70kg(Small)

 
 
 
 
 
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Shapers(シェイパーズ)からはトライ&クアッド+スタビの6フィンがリリース
サイドフィン(左)、クアッド・リア(中央上)、センターフィン(右)、クアッド用スタビライザー(下)の6フィンセットです。

こちらは僕も実際に愛用しているShapersから出ている『AM』フィンです。
AMテンプレートの能力を最大限発揮する素材・テクノロジー・サイズ、そしてデザインまで全て独自の技術を採用し、サイズを含め複数のモデルが展開されています(サイズはFutures.と同じAM1、AM2、AM3の規格となっています)。そしてShapersの特徴はFCSとFutures.それぞれのプラグに対応した商品が発売されている点。それからもう一つ、通常他のブランドではトライ&クアッド対応の5フィンの展開はよくありますが、このShapersの『AMシリーズ』クアッド装着時のスタビライザーが付属する『6フィンセット』となっています。
パフォーマンスボードでの小波やタルめの波、またはテール幅や浮力のある小波系ショートボードの選択肢としてクアッドフィンをセットすることがあると思いますが、スタビライザーを追加し5フィンとする事で、特有のルースさを解消しパフォーマンス性を上げる役割があります。(CIライダー時代のKelly slaterがCT戦でクアッド+スタビライザーをセットしていたことで一気にメジャーになりましたね)
*ShapersのAMモデルは通常の「トライ(3fins)」と「6finsセット」の販売があります。どちらもFCS、Futures.と比べて若干安く買えるのも特徴です。
*現在FCS2プラグの対応は一部商品のみとなっていて、AMモデルは旧FCS(FCS2にも装着可)のタブとなっています。

ここで一気に商品ラインナップを紹介していきます。

下記のリンクは、閲覧時期によってはデザインやマテリアル・テクノロジーが異なる場合がありますが、本記事投稿時に販売されている各ブランドの『AM』モデルを紹介していきます。気になった方は、是非リンク先で詳細をチェックしてみてください。

2019シーズンのWSLで最も勝利した『AM』フィン!

最後に、この『AM』テンプレートフィンの凄さを実証する2019年シーズンのWSL CT、QSでの優勝実績を紹介します。

EventWinnerFinsBrand
Quiksilver Pro Gold CoastItalo FerreiraAM1 RTM HEXFutures.
Tahiti Pro Teahupo’oOwen WrightAM Air CoreFCS
Corona Bali ProtectedStephanie GilmoreAM PCFCS
lululemon Maui ProStephanie GilmoreAM PCFCS
Carve ProConnor O’LearyAM HoneycombFutures.
Oi Hang Loose Pro ContestJadson AndreAM2 TechflexFutures.
Mothernest Great Lakes ProMatt BantingAM2Shapers
Air Tahiti Rangiroa Pro 2019Gavin GilletteAM HoneycombFutures.
Burton Automotive ProAlex RibeiroAM PCFCS
Ron Jon Quiksilver ProMatheus NavarroAM PCFCS
Vissla Sydney Surf ProJordy LawlerAM PCFCS
Jack’s Surfboards ProCrosby ColapintoAM PCFCS
Pro Santa CruzFrederico MoraisAM PCFCS
Caparica Surf Fest ProNat YoungAM PCFCS
Rip Curl Pro ArgentinaMatheus NavarroAM PCFCS
Ichinomiya Chiba OpenNat YoungAM AirCoreFCS
Krui ProLucas SilveiraAM2 TechflexFutures.
Cabreiroá ProVicente RomeroAM AirCoreFCS
Maui and Sons Arica Pro TourNolan RapozaAM HoneycombFutures.
Volkswagen SA Open of SurfingAdin MasencampAM AirCoreFCS
Vic Bay ClassicSlade PrestwichAM AirCoreFCS
Vans US Open of SurfingYago DoraAM2 HoneycombFutures.
WRV Outer Banks ProNoah SchweizerAM AirCoreFCS
Nias ProJordy MareeAM PCFCS
Azores Airlines ProFrederico MoraisAM PCFCS
Siargao Cloud 9 Surfing CupJohn Mark TokongAM PCFCS
Hawaiian ProFrederico MoraisAM PCFCS
Taiwan Open of SurfingMarco GiorgiAM2 HoneycombFutures.
Sisstrevolution Central Coast ProSage EricksonAM HoneycombFutures.
Sydney Women’s ProAlessa QuizonAM HoneycombFutures.
Caparica Surf Fest ProPauline AdoAM AirCoreFCS
Krui ProLeilani McGonagleAM PCFCS
Cabreiroá ProPauline AdoAM AirCoreFCS
Vans Surf Pro ClassicHinako KurokawaAM PCFCS
Volkswagen SA Open of SurfingChelsea TuachAM1 HoneycombFutures.
Vic Bay ClassicBianca BuitendagAM PCFCS
Nissan Super Girl ProSamantha SibleyAM PCFCS
Vans US Open of SurfingSage EricksonAM3 HEX RTMFutures.
Deeply Pro AngletAnat LeliorAM2Shapers
White Buffalo Hyuga ProZahli KellyAM1 BlacksticxFutures.
Mandurah ProMia McCarthyAM1 HoneycombFutures.
Phillip Island ProLuana SilvaAM1 HoneycombFutures.
Port Stephens Toyota ProIsabella NicholsAM PCFCS
リストは優勝を決めたファイナルヒートでの使用フィンをもとにしています。

リストにすると圧巻ですね。。(汗
実に全113試合中43勝と2位以下のフィンに大差をつけて、この『AM』Al Merrick テンプレート・フィンがダントツの勝利数を挙げています。*使用フィンが確認できなかった試合が3試合ほどあるのですが、仮にそれを次点のフィンに当ててもその差は埋まりません。

おまけ

今回ショートボード向けのおすすめフィンとして『AM』Al Merrick テンプレート・フィンを紹介しましたが、もう一つおすすめします。同じAl Merrick テンプレート・フィンでショートボードのレベルアップ用としても優れているフィンがあります。それが『Al Merrick Twin + 1』です。大きめのサイドフィンに細く小さいセンターフィン(スタビライザー)をセットするモデルです。

写真の『futures.AMT』は他のものと比べてスタビライザーが小さい設計のため、よりツインに近いフィーリングです。

テールに幅を持たせた小波用ショートボードをはじめ、少し厚みのあるスワローテールモデルなどにマッチし、ツインフィンに近いスピード性、ドライブ性を向上しながらもカービングやターン性能を損なわない設計になっています(もちろんスタビ装着無しでツインフィンとしても愛用できます!)。

 
 
 
 
 
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僕も実際にロッカーを抑えた小波系オールラウンドボードにこの『Twin + 1』を装着し、すぐにそのスピード性とフロー感の虜になりました。もちろんパフォーマンス性が落ちることもありません。

むしろ、このフィンを扱いにくいと感じる場合、技術向上に重要な「レールが上手く使えていない」可能性が高いです(実体験)。

しかし、このセッティング(またはツイン)でスピードコントロールや失速しないターン、深いボトムターン、トップの切り返しなどを見直し、正しいレールワークを身につける(自然と身につきます)ことで、今度ハイパフォーマンス系のボード及びスラスターセッティングに乗り換えた時の「技のキレ」や「安定性・成功率」が格段に上がる可能性があります。「要するに上手くなります!」
初心者〜中級の段階で「ターンのキレやスピード、レールの使い方などで少し伸び悩んでいる」といった場合にこそ、是非一度試して欲しいです。*トッププロでもセンターフィンを外したレールワークトレーニングはよく採用されるようです。

それでは、「ショートボードのフィン選び」迷ったら、まず“AM”フィンをチェック! でした。
最後まで読んでいただきありがとうございます!