World Surf League (WSL) Men’s QS 第55戦。
いよいよシーズンも終盤、オアフ島ノースショアで開催される歴史と名誉のあるビッグイベント『Vans Triple Crown of Surfing[ヴァンズ・トリプル・クラウン・オブ・サーフィン]』。全3大会の初戦となるQS10,000『Hawaiian Pro[ハワイアン・プロ]』がハレイワで開催。
Finalists at the 2019 Hawaiian Pro Men’s QS 10,000 Frederico Morais (PRT) is the winner.
©︎WSL / 📷KEOKI
見事優勝を果たしたのは、ポルトガルのFrederico Morais[フレデリコ・モライス]。4月のQS3,000、そして地元開催のQS6,000に続き、今大会でQS10,000を制覇。QSランクトップに浮上し、怪我の影響もあり昨季残留が叶わなかったCTへ1年ぶりの復帰を確実なものにしました。
CHECK! それでは、Frederico Moraisの『Hawaiian Pro』での使用ボード、愛用ギアをチェックしていきます。
🏆Winner’s Gear: Frederico Morais’s gear at Hawaiian Pro
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Surfboards:
“CSU-1”
Town&Country Surf Designs[タウン・アンド・カントリー・サーフ・デザインズ]
Shaped by Glenn Pang[グレン・パン]
サーフボードは、今大会及びハワイ用として用意されたハワイアンのレジェンドシェイパーGlenn Pangによる“CSU-1”と言うモデルを使用。おそらくカスタムシェイプモデルだと思うのですが、ハイパフォーマンスのベストセラー“Flux”をベースにしたステップアップモデルと言う位置付けのようです。
Frederico Moraisは、JS Surfboardsのライダーですが、CT昇格を決めた2016年のハワイをはじめ、ノースショアのイベントには常にGlenn Pangのボードで参戦しています。
“FCS II AM Performance Core”
FCS[エフシーエス]
使用するフィンは、Al Merrick[アル・メリック]による世界的ベストセラー・テンプレート“AM”のFCS PC(Performance Core)、Largeサイズ。レイクしたサイドフィンはホローなコンディションでも有効なスピードとドライブ性能を発揮し、小さめに設定されたセンターフィンがクイックなターンをフォロー。現行モデルとは異なり、新品では入手しずらいモデルですが、Frederico Moraisも長く愛用するほか、現在も好んで使用するプロが多くいるモデルです。
Next stop: Bells Beach pic.twitter.com/6STZnRN0UZ
— Frederico Morais (@FredericoMorai1) 2017年4月10日
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Traction Pad & Leash:
“Tailpad Black 2”
Brusco[ブルスコ]
デッキパッドとリーシュは、母国ポルトガルの新鋭サーフアクセサリーブランド、Bruscoのアイテムを使用。ファイナルで使用したボードには、画像にあるフラットな2ピースのモデルが装着されていました。
Bruscoのデッキパッドの特徴は、大木の年輪または指紋を思わせる同心円からなる左右非対称で多軸のトラクションパターン。これは新しいです。
このパターンを採用し同じくフラットな4ピースのほか、センターアーチを有する3ピース、5ピース、そしてフロントデッキが展開されています。
リーシュコードも同じくBruscoを使用。こちらはラバー部分の装飾として同じような年輪のパターンが施されています。いずれもブラックをベースにワンポイントでイエロー を効かせたこだわりのあるミニマルデザインで、かなり好感が持てます。今後注目すべきブランドですね!
Wetsuits & Apparel:
“73 Pro”
Billabong[ビラボン]
ウェットスーツ、アパレルのサポートはBillabong。今大会着用は、19インチのプロ・パフォーマンスラインの“73 Pro”を着用。