World Surf League (WSL) Men’s Qualifying Series(QS) 第56戦は、アジアリージョンの今季最終戦となるQS3,000『Taiwan Open of Surfing[台湾オープン・オブ・サーフィン]』。台湾の有名サーフスポット金樽漁港[Jinzun Harbor/ジンズンハーバー]を舞台に開催。
Marco Giorgi at the Taiwan Open of Surfing QS3,000©︎WSL / 📷MATT DUNBAR
優勝は、ウルグアイから参戦したMarco Giorgi [マルコ・ジョルジ](31)。今大会で初めて台湾を訪れたという、Marco Giorgiでしたが、登場した第4ラウンドから全ヒートをトップで通過しての完勝。QSランクも100位以内を確実にし、来季から導入されるQSの新システム『チャレンジャー・シリーズ(CS)』(*現在のQS10,000)への出場権利を得ました。
CHECK! それでは、Marco Giorgiの『Taiwan Open of Surfing』での使用ボード、愛用ギアをチェックしていきます。
🏆Winner’s Gear: Frederico Morais’s gear at Hawaiian Pro
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Surfboards:
“Spawn” EPS Twin Tech
Chilli Surfboards[チリサーフボード]
Shaped by Jamie Cheal[ジェイミー・チール]
サーフボードは、Chilli[チリ]こと、James Cheal[ジェームス・チール]によるオーストラリアのトップブランドChilli Surfboards。
キーライダーを務めるフリーサーファー、Mitch Coleborn[ミッチ・コルボーン]が開発に携わるプレミアムパフォーマンスモデル“Spawn”を使用。
注目はChilliの最新EPSテクノロジー、Twin Techモデルであることです。その名の由来でもある、従来のストリンガーサーフボードをシミュレートする『ツインカーボン』がデッキ、ボトム両面に採用され、軽量で柔らかいEPSの特徴を活かしながらも強度としっかりとした反発及び瞬発力のあるフレックスでターンの質やスピードを向上させる。
リリースされている今大会のMarco Giorgi(175cm 5’9″/78kg 171lbs)のディメンションは、
EPS Twin Tech Spawn 5’10 1/2 x 18 3/4 x 2 3/8 27.20 L となっています。
Fins:
“AM2 Honeycomb Large”
Futures.[フューチャーズ]
セッティングされたフィンは、レジェンドシェイパー、アル・メリックによるオリジナルデザイン“AM2”。優れた加速性、細いティップは波のトップセクションでクイックなターンレスポンスを可能に。futures.のベストセラーRTM SOFT FLEXをさらに進化させたRTM TECH FLEXを採用。計算されつくしたカーボンのカットラインとハニカムのバランスは、フィンのセンター部分に適度なしなりを与え、伸びのあるターンを実現する。
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Traction Pad & Leash:
“Day by Day”
Silverbay[シルバーベイ]
デッキパッド、リーシュ等のサーフアクセサリーはブラジルのサーフアクセサリーブランドSilverbay Brasil。
日本ではあまり馴染みのないドメスティックブランドですが、カッティングやピース、グリップパターンの異なるデッキパッドの豊富なモデル展開をはじめ、リーシュコード、ボードケースやリーフブーツ、フィン、サーフワックスなどアクセサリー全般の製品が毎シーズンラインナップされています。
またブラジル国内ではアスリートはもちろん、コンテストやイベントのスポンサードも多く手がける有名ブランドです。
Wetsuits & Apparel:
Mormaii[モーマイ]
S.A.L Garopaba[サル・ガロパバ]
ウェットスーツは、70年代に南ブラジル・サンタカタリーナ地方のガロパバビーチで生まれた、ブラジルを代表するサーフウエアブランド Mormaiiがサポート。
そしてマーキースポンサーとしてアパレルをサポートするのも、同じくガロパバで生まれた「S.URFE/Surf」「A.RTE/Art」「L.IBERDADE/Freedom」を意味するS.A.L。
地元ウルグアイ南部の町マルドナドのレストラン&バーCapi Bar[カピ・バー]がサポートしています。