World Surf League (WSL) Women’s Qualifying Series(QS) 第32戦
昨年に続き日向市お倉ケ浜で開催されたQS3,000『White Buffalo Hyuga Pro[ホワイトバッファロー・日向プロ]』。
お倉ケ浜は宮崎県北部の代表的サーフポイント。シャワー・トイレや舗装された広い駐車スペースなど、日向市や近隣サーフショプなどの協力・整備により、常に整った環境で迎えられることから、週末には県内外から多くのサーファーが訪れる広いビーチポイント。今大会をはじめ、近年ではWSL、ISAの国際大会も多く誘致されています。
また、今大会はWomen’s QSのアジアリージョン最終戦となるほか、Men’sディビジョン(QS1,000)と、台風の影響で中止が続いたPro Juniorの『WJC Asia Championship』が組み込まれた一大イベントとなりました。
2019 White Buffalo Hyuga Pro QS 3,000 winner Zahli Kelly (AUS).©︎WSL / 📷KAWANA
Women’s QSを制したのは、昨季終盤のQS2連勝から急成長を続けるオーストラリアのZahli Kelly[ザーリ・ケリー](16)。今季初優勝ながらこれまで転戦する多くの大会で好成績を収めていて、この勝利でCT昇格への望みをつなげています。
準優勝アメリカのAlyssa Spencer[アリッサ・スペンサー](16)も昇格ラインに手が届くところにつけているので、2位2,250ポイント獲得と健闘するも、この優勝との750ポイントの差が後にどう響くか…と言う感じですが、写真の通りヒート終了後勝者Zahli Kellyを担いで健闘を称えます。同じく、CT昇格が決まると日本人初となる都筑 有夢路[Amuro Tsuzuki]プロは、SFでAlyssa Spencerに敗れるも3位で1,680ポイントを獲得。今大会でアジアリージョンのチャンピオンにも輝き、QSランキングは5位に浮上。いよいよクオリファイイングが現実的になっていました。
それでは、チャンピオン Zahli Kellyのサーフギアをチェックしていきます。
🏆Winner’s Gear: Zahli Kelly’s gear at white buffalo HYUGA PRO
“Sub Driver”
Lost surfboards
Shaped by Matt Biolos
サーフボードはLostの“Sub Driver”を使用。MayhemことMatt Biolosと、キーライダーKolohe Andino[コロへ・アンディーノ]のディレクションにより開発されたハイパフォーマンスモデルの傑作“Driver”をスモールコンディションやビーチブレイク向けに派生させた小波用スーパーハイパフォーマンスボード。
“Driver”のノーズとテールを約1インチカットし、アウトラインを引き直したワイド&ローモデル。元々トッププロによるコンペシーンでは数え切れないほどの実績を持つ“Driver”の性能をそのままに小波や厚い波へ対応し、開発に携わったKolohe Andinoをはじめ多くのライダーが愛用。 また、Lost及びMayhemボードの特徴でもある上級者以上向けの『Pro』と、浮力のあるユーザーフレンドリーな『Bro』、2つのディメンションラインの展開により、アマチュアサーファーでも自分にあったMayhemシェイプのボードを手にする事が可能です。
Fins|フィン
“AM1 Blacksticx”
Futures.
装着したフィンはレジェンドシェイパー、アル・メリックによるベストセラーテンプレートのミディアムサイズ“AM1 Blacksticx”。
AMテンプレートは優れた加速性と細いティップによる波のトップセクションでクイックなターンレスポンスが可能。そして“Blacksticx”の特徴は、フィン全体に網目状とライン状2種類のカーボンが施され、また、フィンのインサイドはベースからティップまでと、アウトサイドはベースからミドル付近まで、非対称の12Kカーボンが採用された贅沢なマテリアル。Ride Number9.6はfuturesフィンの中では最も柔らかくフレックス性がある素材構成です。カーボン繊維と軽量で耐久性のあるエポキシレジンの使用により、超軽量な上にレスポンス性が高くスピードが出やすいのが最大の特徴です。
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“Snapper Series”
“Freedum Leash”
komunity Project
サーフアクセサリーはkomunity Projectを愛用。
デッキパッドは、フラットな2ピースモデルの“Snapper Series”を装着。
リーシュコードも同じくkomunity Projectから、世界最高品質、且つ世界初となる楕円形のウレタンコードを採用した“Naked Leash”を使用。komunity Projectのリーシュは、レールセーバーと輪になったリーシュ紐が一体になっているので、リーシュ紐の結びコブが無いのが特徴。また、ストラップ側とレールセーバー側の両サイドに3点のスイベル構造(トリプル・スイベル)を採用し、コードのねじれ・絡みを防ぎます。*instagramの写真は『Super Girl Pro』時のものです
Billabong Women
ウェットスーツ、サーフ・アパレルは、Billabong[ビラボン]のWomen’sラインBillabong Womenチームに所属。元CTサーファーで最近は世界中のビッグウェーブにチャレンジしているLaura Enever[ローラ・エネヴァー]や現役CT選手Macy Callaghan[メイシー・キャラハン]がメインアイコンとして活躍。次いでQSで活躍するIsabella Nichols[イザベラ・ニコルズ]、Pacha Light[パチャ・ライト]、日本の松田詩野[Shino Matsuda]プロと並ぶ次世代ライダーとして要注目です。