World Surf League (WSL) Men’s CT 第6戦は、南アフリカ Jeffreys Bay(ジェフリーズ・ベイ)が舞台の『Corona Open J-Bay(コロナ・オープン・ジェイ-ベイ)』。
決勝へとコマを進めたのは、今季初戦のGold Coastを制したItalo Ferreira(イタロ・フェレイラ)と2xワールドチャンプGabriel Medina(ガブリエル・メディナ)のブラジル人対決。またJ-Bay戦では珍しいグーフィーフッター同士のファイナルとなりました。
Two-time WSL Champion Gabriel Medina of Brazil wins the 2019 Corona Open J-Bay after winning the final at Supertubes on July 19, 2019 in Jeffreys Bay, South Africa.Photo by Pierre Tostee /WSL via Getty Images
優勝は今季初勝利となるGabriel Medina。グーフィーフッターがJ-Bayを制するのは84年の“オッキー”ことMark Occhilupo(マーク・オクルーポ)の勝利以来、実に35年ぶりとのこと。何年か前のインタビュー記事で長年J-Bayで「グーフィーフッターが勝てない訳」をオッキーに問うというものがあり、そのJ-Bayの特性と解説の中で「次の勝者としてGabriel Medinaに注目している」と言っていたのを思い出しました。そしてそれが数年越しに現実となったわけです。
メインブレイク「Supertube」でのファイナルは、開始早々Italo Ferreiraが1st Waveで9.10ポイントを獲得したことから始まったハイレベルな戦いに。それを制したGabriel Medinaのトータルスコアは19.50(9.73+9.77)。両選手共インサイドセクションを含め完璧なバリエーションで対応した、ほぼパーフェクトライドでの9点台なのですが、最後までどちらがパーフェクト10を出してもおかしくない状況で、それを期待させられるベストなジャッジングだったと思います。そのおかげもあって本当に見応えのあるファイナルでした。
どちらかというとツアー中盤から追い上げるタイプのGabriel Medina、今回の勝利でランクを1つ上げて7位に。ここからタイトル争いに向けて快進撃となるでしょうか。
CHECK! それでは、Gabriel Medina『Corona Open J-Bay』の愛用ギアをチェックしていきます。
🏆 Winner’s Gear: Gabriel Medina‘s gear at Corona Open J-Bay
- 🏆 Winner's Gear: Gabriel Medina's gear at Corona Open J-Bay
- ☑︎ Surfboards:サーフボード
“DFK”|Cabianca Surfbords|Shaped by Johnny Cabianca - ☑︎ Fins:フィン
“Performer Performance Core Carbon”|FCS - ☑︎ Traction Pad:デッキパッド
“Mick Fanning Lite” |Creatures of Leisure - ☑︎ Leash:リーシュコード
“Freedom Leash” |FCS - ☑︎ Wetsuits&Apparel:ウェットスーツ&アパレル
“E-Bomb Pro E6'” |Rip Curl - ☑︎ Other Sponsors
Audi|Corona Extra|Guarana Antarctica|bradesco|TCL|oi|JBL
- ☑︎ Surfboards:サーフボード
☑︎ Surfboards:サーフボード
“DFK”|Cabianca Surfbords|Shaped by Johnny Cabianca
サーフボードは、ブラジル出身のシェイパー、Johnny Cabianca(ジョニー・カビアンカ)によるCabianca Surfbords(カビアンカ・サーフボード)のハイパフォーマンスモデル“DFK”。
Pukas(プーカス)のマスターシェイパーとしてGrom時代からGabriel Medinaのボードを作ってきたJohnny Cabiancaが2009年に制作したシグネチャーがこの“DFK”。そのモデル名はGrom世界大会で10ポイントを2回だして優勝した際、その姿を目の当たりにした”ポッツ”ことMartin Potter(マーティン・ポッター)が‘Da Freak Kid’と呼称したことに由来。以来10年が経った今もGabriel Medinaの成長に合わせて常にアップデートされ、メインボードとして使用されているマジックボードです。
Johnny Cabiancaは、2016年にブラジルから拠点をスペインのザラウツに移し『Basque Country Surf Company(バスク・カントリー・サーフ・カンパニー)』を設立。ファウンダー兼メインシェイパーとして活動しています。日本ではカビアンカサーフボードジャパンが取り扱いを行っています。
☑︎ Fins:フィン
“Performer Performance Core Carbon”|FCS
フィンは、Fcs(エフシーエス)テンプレートの中で最もバランスに優れたテンプレート「Performer」。ドライブ・ピボット・リリースの全てをバランよくフォローするオールラウンドフィン。軽量のパフォーマンスコア(PC)にカーボンをミックスしたマテリアルはビーチブレイクからポイントブレイクまであらゆるコンディションに対応。さらにX-SmallからX-Largeまで5サイズを展開しています。
この投稿をInstagramで見る
☑︎ Traction Pad:デッキパッド
“Mick Fanning Lite” |Creatures of Leisure
今大会でデッキパッドはCreatures of Leisure(クリエイチャーズ・オブ・レジャー)の”Mick Fanning Signature”を装着しています。
☑︎ Leash:リーシュコード
“Freedom Leash” |FCS
リーシュコードはFcsの”Comp Leash”を使用。話題の新テクノロジーリーシュFreedom Leash発売後も意外と多くのプロがこのComp リーシュを愛用していますね。
☑︎ Wetsuits&Apparel:ウェットスーツ&アパレル
“E-Bomb Pro E6’” |Rip Curl
ウェットスーツを含むアパレル、サーフウェアは、1969年オーストラリアのベルズ・ビーチでスタートし、今年記念すべく創立50周年を迎えたRip Curl(リップカール)。
ASPの時代からメインライダーとして一時代を築いたTom Curren(トム・カレン)やMick Fanningに続くブランドのキーライダーのとしてCTで活躍しています。
☑︎ Other Sponsors
Audi|Corona Extra|Guarana Antarctica|bradesco|TCL|oi|JBL
そのほか、WSLのスポンサーでもあるメキシコのビールブランドCorona EXtra(コロナ・エキストラ)をはじめ、ドイツの自動車メーカーAudi(アウディ)、ブラジルの大手ブロードバンド企業Oi(オイ)、中国の家電・コンピューターメーカーTCL(ティーシーエル)、音響技術メーカーJBL(ジェービーエル)、ブラジルの大手銀行Bradesco(ブラデスコ)、ブラジル生まれの飲料メーカーGuarana Antarctica(ガラナ アンタルチカ)などがスポンサードおよびアンバサダー契約を行っています。