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Winner’s Gear: John John Florence’s gear at Rip Curl Pro Bells Beach

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World Surf League (WSL) Men’s Championship Tour(CT) 第2戦
第1戦に続きオーストラリアで開催『Rip Curl Pro Bells Beach[リップカール・プロ・ベルズ・ビーチ]』
今年は、1973年からこのコンテストの冠スポンサーであるRip Curlが50周年の記念すべき年。そして、それよりも長い歴史を誇る伝統の大会です。

舞台はオーストラリア南部、ヴィクトリア州 ベルズ・ビーチ。初日はアベレージ1〜4ftのスモールウェーブコンディションで会場を隣のバックアップ・サイトWinki Popへ移してキックオフ。レイデイを挟みラウンド32から、最終日に向けて大幅なサイズアップが予報されるメイン会場ベルズ・ビーチへ戻っての開催となりました。

その予報通り、ラウンド16からはアベレージで8〜10ftの巨大なウネリがヒットし、風がクロスするハードなコンディションに水上バイクも導入。発表ではセットは15ftに上り、波もヒートもエキサイト。そのパワーに何本ものボードが破壊され、中にはリーシュカップごともぎ取れた物も😱。WSLはこのウネリをRip Curlの歴史になぞり「The 50 Year Storm」と呼称しました。

John John Florence reacts after winning the 2019 Rip Curl Pro at Bells Beach, Victoria.

©︎WSL / 📷Kelly Cestari via Getty Images

その翌日、QFからのスタートで迎えた最終日には風が整い一転エピックコンディションに。大会を制したのは、怪我での戦線離脱から復帰を果たした 2xワールドチャンプ、John John Florence[ジョン・ジョン・フローレンス](27)。

第1戦のゴールドコーストでの3位で完全復活を証明、そしてこの『Rip Curl Pro』の歴史に残るドラマチックな展開の中、QFで最大のライバル、ブラジルのGabriel Medina[ガブリエル・メディナ]との激戦を制し、SFでは『Rip Curl Pro』で優勝経験のある南アフリカのJordy Smith[ジョーディ・スミス]、ファイナルでは五輪代表枠を掛け、拮抗するブラジル勢の一人、Filipe Toledo[フェリペ・トレド]に大きく先行されるも、その後の2本で逆転しトータル14.30で逃げ切っての優勝。初のビッグ・ベルと久々のイエロージャージを手に入れました。

怪我からの復帰と、このJeep Leader Jerseyは、いよいよ翌年に控えた2020東京オリンピックへJohn John Florenceが出場する為の大きな意味を持ちます。各国の代表は実質2019年Jeep Leaderランキング上位2人に限られ、さらにオリンピックではWSLのようにハワイを区別しない為、アメリカとハワイの選手がWCTトップ3を独占したとしても3位の選手は代表枠を得る事はできません(強豪国ブラジル、オーストラリアも同様)。昨季の成績で例えると7位のConner Coffin[コナー・コフィン]と11位のKolohe Andino[コロへ・アンディーノ]が代表となり、2XワールドチャンプJohn John Florenceも11XワールドチャンプKelly Slaterも落選することになります。そういう意味では既にドラマは始まっていますね。楽しみです。

それでは、チャンピオン John John Florenceのサーフギアをチェックしていきます。

🏆Winner’s Gear: John John Florence’s gear at Rip Curl Pro Bells Beach

Surfboards|サーフボード 
“Ghost”
Pyzel Surfboardsパイゼル・サーフボード

Shaped by Jon Pyzelジョン・パイゼル
サーフボードは、John John Florenceがサーフィンをはじめた3歳の頃から、2Xワールドチャンプ、そしてメインライダーを務めるまでになった現在まで、タッグを組みサポートし続けるJon PyzelによるPyzel Surfboards
中でも、この“Ghost”は、John John Florenceもこれまで多くのタイトルを獲得した実績を持つ、お気に入りのモデル。プロやエキスパートはもちろんのこと、一般サーファーにも扱いやすいハイパフォーマンスモデルで、パワフルなリーフブレイクから掘れたダンパー気味のビーチ・ブレイクまでを適性としてその性能を発揮。最高の波を求めるサーフトリップに最適で、これ1本でトリップを完璧に楽しめるというモデルです。

Fins|フィン
“John John Florence Signature”Futures.フューチャーズ
ウィニングボード装着のフィンは2014年にFutures.からリリースされた自身のシグネチャーモデル。Futures.のベストセラーシリーズ、Techflexを採用。それまで愛用してきた“F4”と比較するとベース幅と高さを上げ、エリアを広げたアウトライン設計でスピード性とドライブの効いたターンを可能に。さらに先端に向けて若干シャープにすることによってJJF Styleと言われるエッジの効いたレイバックなどの反応・リリースにも対応。
デザインはTechflexのブラックをベースに自身がハンドペイントを施した3サイズのデザインが採用されています。

*現行モデルではないので新品入手は難しいですが、2017年にアップデートされたTechflex 2.0を採用した現行モデルはさらに軽量化されています。

Pad & Leash|デッキパッド & リーシュ 
“John John Florence Pro Pad”
“John John Florence Pro Comp Leash”
Dakineダカイン

トラクションパッド、リーシュ等のサーフアクセサリーはハワイで誕生した老舗ブランドDakine。殆どの製品に『JJF』の名の付くシグネチャーモデルが展開され、パッドは、キック形状など重要な部分を自ら手作業で削り出したデザインをもとに生産。5ピース構成に『トリプルカット・ポジトラクション』と呼ばれる多方向対応のグリップパターンを採用。7mmのセンターアーチとキック部分にドレインホールを入れることで、それぞれ軽量化と水抜きの役割を果たします。Dakine Friendly Foam(生分解性EVAフォーム)が使用され、また、プラスチックを使わないリサイクルダンボールパッケージなど、環境にも配慮がなされています。
リーシュもJJFシグネチャーのPro Compモデル。元々リーシュの生産でスタートしたDakineによる高性能且つ安全設計は言うまでもありません。Dakineは、70年代にハワイ・マウイ島で設立され、80年代半ばに本部をオレゴン州に移しサーフィン・ウィンドサーフィンのほか、スキー、スノーボード、アウトドアなど様々なジャンルのアイテムやウェアを展開するビッグブランドです。
Wetsuits & Apparel|ウェットスーツ&アパレル
Hurleyハーレー
ウェットスーツ、サーフ・アパレルは、70年代の終わりにカリフォルニアで誕生したBob Hurley[ボブ・ハーレー]によるサーフブランドHurley
80年代〜90年代にはアメリカトップクラスのブランドへと成長し、サーフィンに留まらず音楽やアートなど様々なジャンルに精通した総合ファッションブラントへと成長。さらに、2002年にはナイキのサーフィンライン撤退を受け、サーフィン部門として傘下に加わり、さらに世界シェアを拡大。
現在キーライダーの一人として活躍するJohn John Florence、その他ファイナルで戦ったFilipe Toledoをはじめ、Kolohe Andino、Julian Wilson[ジュリアン・ウィルソン]、Carissa Moore[カリッサ・ムーア]、Lakey Peterson[レイキー・ピーターソン]といったCTで活躍する錚々たるメンツに、レジェンドRob Machado[ロブ・マチャド]などがチームメイト。Pat O’Connell[パット・オコーネル]がグローバルマーケティングを務める、まさにアメリカを代表するブランドです。

Eyewear|アイウェア
“JJF Knoxville Sport”Electricエレクトリック
カリフォルニア、サン・クレメンテに本部を置くアイウェアブランドElectricは、カリフォルニアでデザインされイタリアで作られる最高の素材と高水準のプロセスを誇るブランド。
シグネチャーモデル“JJF Knoxville Sport”は、ベストセラー“Knoxville”をJJFデザインとカラーディテールでアップグレードしたモデル。
筆者もElectricのメラニン含有偏光レンズをいくつか愛用していますが、斜光や逆光などシチュエーションが変化するドライブ中でも安定した視界を確保でき、屋外から室内に入った時でも殆ど違和感を感じ無いと言う点が気に入っています。他の遮光性の高いサングラスではトンネルに入った時の暗転した感じが不安で、ドライブ中いちいち外したりしてましたが、それが無いですね。
Electricのすべてのサングラスにはメラニン注入レンズが採用され、98%のHEVブルーライトをブロックし、くっきりとした視界と、目と周辺の肌を保護します。

Other Sponsors
そのほかスポンサーには、時計ブランドNixon[ニクソン]。シグネチャーモデル“The Comp”を大会でも愛用しています。
高性能+アーティスティックなソックスブランドとして人気のStance[スタンス]のサーフチームのライダーとしてシグネチャーモデルをリリース。
厳選された自然素材を使った自然派エネルギーバー/プロテインバーとして、北米やハワイをはじめとするのアスリートやアウトドア愛好家たちに愛されるClif Bar[クリフ・バー]がサポート。Clif Bar[クリフ・バー]チームには今季加入したようですが、バキバキエナジー系のMonsterチームから方向性を一転させた契約ですね。